2018-01-01から1年間の記事一覧

chapter 3

今年の夏は終わっても悲しくなかった。まだ終わってないのかな、それすらわからないくらいには季節が曖昧になっている。 「夏の終わりは僕たちをおかしくさせる薬なんです。駄目なんです。汚れることが美しいと教えてくれた紫の夜明け前。」なんて歌に救われ…

it's hollow. だった

私はいまきっと好きなんだろうと思う仕事についている。好きなことを仕事にするなんてこと夢にも思っていなかった。高校時代、私は本を読むのが好きだから本に関係する仕事につきたかった。絵を描くのが好きだから絵に関係する仕事につきたかった。音楽が好…

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「いつ告白してくれるんですか」まだ朝晩の冷え込みに冬の名残りを感じるような季節にそう言われてから数ヶ月が経った。気づいたらその頃の寒さのことを忘れて、これからの暑さのことばかり考えている。 13km、それが近いのか遠いのかいまいちわからなかった…

泣くことしか知らない

「私はこんな人間やから、嫌やったら離れていいよ」と言われたのは5年前の今日、そんなことを思い出したのは先日、私がはじめて行ったラブホテル--LOVEを見たからだと思う。近くにいたのでちょっと見ておこう、と軽い気持ちで行っただけなのに、余計な記…